SEOとは?基礎知識から実践ステップまでわかりやすく解説

WEB集客に取り組む経営者や担当者の方は、よく「SEO」「SEO対策」という言葉を見かけるかと思います。
何となくわかっているつもりだけど、詳しいことはよくわからない」
「興味はあるけど、難しそうだから手がでない」
という方も多いのではないでしょうか。
実際にネットで検索しても、難しい専門用語が並んでいて、理解するのを途中で諦めてしまった経験がある方もいるかと思います。
そのため、この記事では専門用語もできる限りわかりやすく解説しながら、全く知識がない方にもご理解いただけるよう、SEOの基本をまとめました。
SEOに興味がある経営者・担当者の方は、このコラムがSEOへ取り組む第一歩となれば幸いです。
SEO(エスイーオー)とは
「Search Engine Optimization」の略称が「SEO」。
日本語にすると「検索エンジン最適化」を意味します。
つまり、自社のホームページが検索エンジンの検索結果で上位表示を目指す取り組みのこと。
検索エンジンとは、ネット上に存在するWEBページや画像などの情報を探すシステム。
GoogleやYahoo!、Bingがその代表例です。
さまざまな検索エンジンがありますが、SEOの対象はGoogleに絞って構いません。
なぜなら、Googleを対象としたSEOを実施すれば、検索エンジンシェアの7割近くをカバーできるからです。
検索エンジンのシェア率(日本)
| 59.58% | |
| Bing | 31.63% |
| Yahoo! | 6.9% |
Googleのシェアは約6割ですが、Yahoo!もGoogleの検索アルゴリズム(評価基準)を使っています。
そのため、Googleを対象としたSEOを実施していれば、特に意識しなくてもYahoo!も対策できます。
3割程度のシェアを占めているBingは年々シェアを伸ばしていることもあり、無視できない存在になってきました。
また、意思決定するポジションについている40〜50代の利用率が高いこともあり、BtoBの企業であればGoogleと合わせて対策するのが理想です。
とはいえ、Bingまで対策するのはかなりの労力が必要。
そのため、まずはGoogleを対象とするSEOを実施するのがおすすめです。
SEOに取り組む4つのメリット
SEOに取り組むメリットは数多くありますが、集約するとこれから紹介する4つになると考えています。
これから紹介するメリットに価値を感じる場合は、SEOへ本格的に取り組むことを検討してみてください。
1. 資産性が高く、集客コストが逓減していく

SEOを実施すれば、検索結果で上位表示したキーワードから継続的に集客できるようになります。
表示・クリックごとに課金されるWEB広告と比べると、上位表示を維持する限りは追加コストなしでアクセスを集め続けられるため、集客にかかるコストは逓減していきます。
さまざまなキーワードで上位表示できたホームページは、中長期にわたって集客し続ける仕組みとして、高い資産性を持つといえます。
2. 能動的なユーザーを顧客へ育てられる
SEOでは、SNSをなんとなく見ている人や、たまたま広告を目にした人ではなく、”検索”という能動的な行動をとったユーザーからアクセスを集められます。
検索するという行動自体が「すでに何かを知りたい・解決したい」という意志の表れであるため、どのキーワードから流入したユーザーも質が高いのが特徴です。
さらに、戦略的にキーワードを選定することで、認知段階から比較検討段階まで幅広い層へアプローチできます。

自社のことを認知してもらい、興味・関心を惹きつけ、比較検討に必要な情報を提供し、お問合せへとつなげる。
この一連の導線でお客様を育てられるのが、SEOの大きなメリットです。
3. ブランディング力を高められる
SEO対策を実施し、さまざまなキーワードで上位表示できれば、ブランディングにも大きく貢献します。
具体的には「信頼性の獲得」と「第一想起の獲得」という2つの効果が期待できます。
上位表示していることで信頼を得られる

調べたキーワードで自社のホームページが上位に表示されていれば、ユーザーに「ちゃんとしている会社」という印象を与えられます。
検索順位の高さをそのまま信頼性の高さと結びつけない、ITリテラシーの高いユーザーもいますが、多くのユーザーにとって上位表示は無意識下で信頼につながります。
ユーザーの第一想起に繋がる

第一想起とは、特定のニーズやテーマに対して、消費者が真っ先に思い浮かべるブランドのことです。
“炭酸飲料”といえば多くの方が真っ先に「コカ・コーラ」を思い浮かべるように、第一想起を獲得したブランドは実際に選ばれる可能性が高くなります。
特定のテーマに関するさまざまなキーワードで上位表示できれば、ユーザーとの接触回数が増え、自然とそのテーマにおける専門性や信頼性を感じてもらえるようになります。
例えば「ホームページ SEO」「SEO 基本」「SEOとは」といったキーワードで検索するたびにNomad Communityのページが表示されていたら、自然と「SEOといえばNomad Community」という印象を抱くのではないでしょうか。
このようにSEOは、自社の第一想起獲得にも直結します。
AI時代でもSEOは必要?

ChatGPTやGeminiといったAIツールが普及していく中で、これからの時代は
- SEOが不要になる
- SEOではなく、LLMO・AIO・GEOこそが重要
といった意見を目にすることが多くなってきました。
そのため、このコラムで伝えてきたSEOのメリットは今後も変わらないのだろうか、と不安に思う方も多いはず。
ただ、Nomad Communityでは、これまでお伝えしたSEOのメリットはAI時代においても引き続き有効であり、さらに重要性を増すと考えています。
最近よく目にするLLMO・AIO・GEOとは、ざっくりまとめると、さまざまなAIの回答に自社のコンテンツを引用・言及してもらうための対策です。
2026年時点では、SEOとLLMOで対策の方向性や内容が全く異なるわけではなく、共通する部分も多いです。
SEOを意識したコンテンツ作りが、自然とLLMO対策にもなっているケースは少なくありません。
また、AIが回答を生成する際、その学習データの多くはネット上に公開されたコンテンツです。
検索結果で上位表示されているホームページは、AIの学習データとして参照されやすい傾向があります。
つまり、SEO対策を実施することは、LLMO対策の土台を築くことにもつながります。
AI時代へと移り変わっていく今だからこそ、SEOはWEBマーケティングにおける重要な施策であり続けると、Nomad Communityは考えています。
SEOに取り組む3つのデメリット
成功すれば大きなメリットを得られるSEOですが、当然デメリットもあります。
その中でも、特にこれから取り組む企業にとってハードルとなるデメリットを3つに絞って解説します。
SEOのデメリットとして取り上げられることの多い
アルゴリズムのアップデートによって検索順位が下落し、集客力が弱まる
という点は、自社が保有するプラットフォーム以外でWEBマーケティングを行っていれば、どの施策でも言えるデメリットです。
そのため、このコラムではあえてデメリットとしては取り上げません。
1. 成果が出るまでに時間がかかる
SEO最大のデメリットは、取り組み出してから成果が出るまでに時間がかかることです。
成果が出るまで数ヶ月、長ければ半年以上かかるケースも。
その間に成果が出ないと判断して、SEOに取り組むのをやめてしまう企業を多く見てきました。
ただ、成果が出るまでに時間がかかるのは取り組みが悪いわけではなく、検索エンジンが検索結果を表示する仕組みにあります。
検索結果に表示されるまでの流れ
新規で制作したページが検索結果に表示されるまでの流れは以下の通りです。

図で使用した専門用語を詳しくまとめた、こちらの表もあわせて参考にしてください。
| クロール | ネット上のリンクを辿って、ページの情報を集めるプログラム「クローラー」が、自社のページを訪れて情報を集める。 |
|---|---|
| インデックス | クローラーが集めた情報を解析して、検索エンジンのデータベースに登録する。 |
| ランキング | ユーザーがキーワードを検索すると、インデックスされたページをアルゴリズム(評価基準)に基づき、順位を決めて関連性の高いページを検索結果に表示する。 |
各工程にかかる期間は、以下の通りです。
- クロールからインデックスまで:早ければ数日、基本的には1週間
- インデックスから検索結果に表示されるまで:数週間から2〜3ヶ月
2. 成果を出すためには多くの知識と労力が必要

SEOに取り組む企業は増え続け、検索順位を決めるアルゴリズムも進化し続けています。
それに伴い、成果を出すために必要な知識と労力も増加傾向にあります
SEOで成果を出すためには、SEO自体の専門知識だけでなく、
- 業界やサービス、ターゲットへの深い理解
- 競合他社に勝つための戦略立案能力
- 常に変化するアルゴリズムの動向を把握する情報収集能力
- 実際にSEOに取り組む中で培った実践的な対応力
- プログラミングやサーバーに関する基礎知識
など、幅広い専門知識と経験が求められます。
こうした幅広い知識や経験が必要な背景には、コンテンツ制作のハードルが上がっていることも挙げられます。
アルゴリズムの進化によって小手先の対策は通用しなくなり、ユーザーにとって本当に役立つコンテンツの重要性が高まりました。
ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを制作するには、生成AIが進化した現在においても、かなりの労力が必要。
加えて、日々のアルゴリズムアップデートや競合他社の動向に対応しながらSEO対策を継続していく必要があるため、継続的に取り組む体制も必要となります。
このように、腰を据えてしっかりと取り組む姿勢が必要である点はデメリットと言えるでしょう。
3. ニーズのないサービスや商品の集客が難しい
“検索”という行動は能動的であるため、そもそもニーズがないサービスや商品は調べられません。
例えば、他人の食事内容をリアルタイムで通知するアプリを開発した場合、多くの人にとって「知る必要がない」と感じられる可能性が高く、アプリ自体が検索されることはほとんどないでしょう。
このような場合、「特定のキーワードで上位表示するページ」と「サービスや商品を紹介するページ」だけでなく、以下の工程も必要になります。
- サービスや商品の価値を明確にする
- サービスや商品の需要を作るためのコンテンツを制作する
既にニーズがある商品と比べると、以下の図のように必要なコンテンツ量が多くなるだけでなく、導線設計も必要です。

SEO対策を構成する3つの領域と優先順位
さまざまな対策があるSEOですが、大別すると「内部対策」と「外部対策」の2種類です。
内部対策はテクニカルSEOとコンテンツSEOに分けられるため、合計3つの領域で構成されています。

最も効率が良いのは
テクニカルSEO→コンテンツSEO→外部対策
の順番で進めていくことです。
その理由とあわせて、各領域の概要も解説していきます。
自社ホームページ内で完結する「内部対策」
これからSEOに取り組む場合は、内部対策から始めるのがおすすめ。
その理由は、以下4点です。
- 上位表示したいキーワードを狙うページがないと、そもそも検索エンジンに登録も評価もされない
- 近年の傾向では、そのキーワードを検索した人が知りたいことに応えるコンテンツを用意することの重要性が増している
- 外部対策は、内部対策が充分に実施できていないと効果が出ない傾向がある
- 社内だけで完結できるため、外部対策と比べると比較的短期間で施策が実施できる
3つある領域の中でも土台となる対策「テクニカルSEO」
テクニカルSEOを一言でまとめると、
検索エンジンに自社ホームページの内容を正しく評価してもらうための対策
です。
テクニカルSEO・コンテンツSEO・外部対策と3つある領域の中でも、土台となる対策と言えます。

テクニカルSEOを適切に実施しないと、良いコンテンツを制作しても、外部対策を実施しても、自社のWEBページが検索エンジンに見つけられない・正しく評価されないため、思うような検索順位は得られません。
テクニカルSEOは主に、以下3つを目的とした施策があります。
- クローラー最適化:クローラーに自社サイト内のページを見つけてもらう
- インデックス最適化:自社サイト内のページを正しくインデックスに登録させる
- UXの向上:自社のWEBページのコンテンツを快適に見てもらう
- クローラー:ネット上のリンクを辿って、ページの情報を集めるプログラム。
- インデックス:検索エンジンのデータベース。データベースに登録されないと検索結果に表示されない。
テクニカルSEOの代表的な施策は、以下の表にまとめました。
| クローラー最適化 | ・XMLサイトマップの作成 / 送信 ・robots.txtの適切な設定 ・内部リンク構造の最適化 |
|---|---|
| インデックス最適化 | ・noindexタグの設置 ・canonicalタグの設置 ・構造化データの設置 |
| UXの向上 | ・HTTPS化(SSL) ・ページの読み込み速度の改善 ・レスポンシブデザイン |
「SEOの専門用語が並んでいてよくわからない」と感じた方は多いと思います。
それもそのはずで、SEOの知識だけでなく、HTMLやCSS、javascriptといったプログラミング言語やサーバーの知識も必要になります。
そのため、テクニカルSEOを実施できる知識を持つエンジニアがいない企業にとって、最も内製化が難しい領域です。
重要性が高まり続ける対策「コンテンツSEO」
コンテンツSEOとは、
ユーザーの検索意図に応えるコンテンツを制作することで、検索エンジンの評価を高める対策
です。
検索意図とは、ユーザーが検索エンジンで調べるキーワードにおける
- 知りたい情報
- 解決したい課題
- 満たしたいニーズ
のこと。
検索エンジンのアルゴリズムがアップデートし続ける中で、コンテンツSEOの重要性は高まり続けています。
外部リンクを集めるだけで上位表示できた時代がありましたが、現在はページの中身をしっかり精査・評価した上で検索順位が決まる傾向が強くなっています。
コンテンツSEOには、テクニカルSEOで必要なプログラミングやサーバーの知識は不要。
それよりも、キーワード設計やSEOライティングといったSEO知識、深い顧客理解やコンテンツの企画力・編集力が求められる領域です。
成果を出すには、コンテンツ制作も得意なSEO会社と社内の担当部署・担当者が連携して進めることが重要なポイントとなります。
自社ホームページ外から行う「外部対策」
自社ホームページの第三者評価を高めるための取り組みが外部対策です。
外部対策は、以下3つの要素から成ります。
- 外部リンク
- サイテーション(リンクなしで自社の情報が言及・引用されること)
- 口コミやレビュー

他社からのリンクやサイテーションは、量だけでなく質も重要です。
人気投票のように数が多ければ良いわけではなく、どのようにリンク・言及・引用・口コミされているかが評価に影響します。
代表的な対策は、以下の通りです。
- 質の高いコンテンツ or 共有したくなるコンテンツによるリンク獲得
- WEBメディアやブログへ自社サイトの掲載依頼
- プレスリリースの配信
- ポータルサイトへ登録
内部対策と比べてコントロールしづらいものの、外部対策が上手く実施できれば、検索順位が中長期的に安定しやすくなります。
SEOで押さえておきたい大事な3つのポイント
SEOでは施策を検討・実施しておく前に、知っておくべき考え方・ポイントがあります。
これから紹介する3つのポイントを押さえておかないと、せっかく施策を実行しても思うような効果が得られない可能性が高いです。
1. 検索順位を長期的に安定させるために重要な「ユーザーファースト」
Nomad Communityでは、SEOを行う上で最も大切なことは、
検索エンジンのユーザー、そして自社ホームページに訪れた人にとって快適な環境で有益なコンテンツを提供すること
だと考えています。
これには明確な根拠があります。
その根拠となる「検索エンジンのビジネスモデル」と「Googleの理念」を詳しく説明していきましょう。
使用するユーザーがいないと成り立たない、検索エンジンのビジネスモデル

検索エンジンの多くは、検索結果に表示させる広告が収益の柱です。
その広告の価値は、検索エンジンのユーザーの多さで決まります。
より多くのユーザーに使ってもらうためには、そのユーザーが欲しい情報を検索したらすぐに表示させる必要がありますよね。
そのために、検索エンジンのアルゴリズムを日々アップデートしているのです。
だからこそ、ユーザーのことを第一に考えてSEOを実施していくことが、アルゴリズムがアップデートを重ねていく中で、高い検索順位を長期的に獲得し続けていくために重要だと言えるのです。
ユーザーファーストを明言するGoogleの理念

「Googleが掲げる10の事実」という形で、Googleの理念をまとめたものがあります。
その中で1番目に掲げているのが
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
です。
過去のアルゴリズムのアップデートの変遷を考えても、短期的にはユーザーが不便になることがあっても、中長期的にはユーザーにとって利便性が高まるようなアップデートを行っています。
Googleは中長期的にはユーザーにとって利便性が高まるようなアルゴリズムのアップデートを重ねています。
SEOの主な対象となるGoogleと同じ方向性で対策を考えていくことで、自然と効果的な施策やコンテンツ制作につながります。
2. Googleが定めるコンテンツの評価基準「E-E-A-T」
Googleの「検索品質評価ガイドライン」に記載されている、コンテンツ評価基準が「E-E-A-T」です。
これは以下4つの要素の頭文字を取ったものになります。
| Experience(経験) | コンテンツを制作する人が、そのトピックについて実際に体験・経験しているか |
|---|---|
| Expertise(専門性) | そのトピックにおける知識やスキルを持っているか |
| Authoritativeness(権威性) | そのトピックにおいて、自社やコンテンツ制作者が他者から権威のある存在だと認知されているか |
| Trust(信頼性) | ホームページやコンテンツが正確・誠実・安全で信頼できるか |
この4つの要素の中でも、Trust(信頼性)が最も重要であり、他の3要素を支えるものであるとGoogleは明記しています。
つまり、いくら経験や専門知識、権威性があっても、最終的にそのページが「信頼できるか」が品質評価の核心になるということです。

生成AIコンテンツが普及し、焼き回しのようなコンテンツや一般論を解説するコンテンツが溢れた結果、現在ではE-E-A-Tを満たす重要性が増しています。
E-E-A-Tを突き詰めていくと、
- 特定のトピックにおいて専門性を持ち
- そのトピックに関する権威を他者から認められた人が
- 実際に体験、経験したことを
- 正確かつ誠実に伝えるコンテンツ
となります。
実際に体験・経験した内容を専門的な立場から正確に伝えるコンテンツは、必然的にその人や会社にしか書けない内容になります。
つまり、それは独自性(ネット上にない情報)の高いコンテンツです。
ネット上に溢れているような情報や知識ではなく、E-E-A-Tを意識した上で自社の知識や経験、意見に基づいてコンテンツを制作することがSEOで成果を出すためには重要です。
3. 検索順位に影響する「モバイルフレンドリー」

モバイルフレンドリーとは、ホームページがスマホで見やすい状態のことです。
Googleは2018年より、パソコンではなくスマホで表示した時のページをインデックス・評価するようになりました。
そのため、モバイルフレンドリーであるかどうかが検索順位に大きな影響を与えています。
自社のホームページがスマホに対応しておらず、パソコンで表示しているデザイン・コンテンツがそのままスマホに表示されている場合、いくらSEOを実施しても成果が出ない可能性が高いです。
まず自社サイトがスマホ対応しているのか、そしてモバイルフレンドリーであるかどうかを確認しておくことが重要です。
これだけは覚えておきたいSEOでやってはいけないこと
SEOで重要なポイントを押さえたら、次は絶対にやってはいけないことも覚えておきましょう。
これから紹介する内容を実施すると、ペナルティを受ける可能性があります。
ペナルティを受けると、検索順位が大きく下がったり、検索結果にページが表示されなくなります。
また、一度受けてしまうと解除して元の状態に戻すのは非常に大変です。
Nomad Communityでもペナルティを受けたホームページのSEOをご支援した際、元の状態に戻すまで1年以上かかりました。
ここからは、ペナルティを受ける可能性がある行為の中でも、特にやりがちなものを厳選して紹介していきます。
1. 気が付かないうちにできている「コピーコンテンツ」

他のページと全く同じ、もしくは非常に似たコンテンツが「コピーコンテンツ」です。
コピーコンテンツは、以下2つのパターンがあります。
- 他社ホームページのコピーコンテンツ
- 自社ホームページ内のコピーコンテンツ
注意したいのは、自社ホームページ内のコピーコンテンツです。
さまざまなキーワードで上位表示するためにコンテンツを制作していくうちに、意図せず自社のホームページ内でコピーコンテンツが生まれてしまうケースは少なくありません。
ただ、コピーコンテンツがあるからといって、すぐにペナルティを受けるわけではありません。
例えば会社情報や製品情報など、さまざまなページで重複してしまうコンテンツは珍しくないからです。
では、どう対処すればよいのでしょうか。
コピーコンテンツは極力減らしつつ、どうしても似てしまうコンテンツを掲載する必要がある場合は、そのコピーコンテンツがメインとならないよう、オリジナルのコンテンツの割合を増やしてください。
もちろん、他社のホームページと全く同じコンテンツを掲載するのは、SEO的にも倫理的にもNGです。
2. ペナルティリスクが高い「外部リンクの購入」

検索順位を上げるためだけに設置された外部リンクも、ペナルティを受ける可能性がある行為のひとつです。
Googleはリンクの売買を明確にポリシー違反と定めているため、SEO会社などが運用するホームページに費用を支払って外部リンクを購入するのは避けましょう。
短期的には成果が出ることがあっても、ペナルティを受けるリスクを考慮すると、割に合わない行為といえます。
3. ホームページ全体の評価を下げる「低品質なAI生成コンテンツ」

これはペナルティを受ける可能性は低いものの、効果のない施策となりうるものです。
生成AIやAIツールを活用すること自体が問題ではなく、AIを活用して制作したコンテンツの質の低さが問題となります。
具体的には、以下のような質の低いページは評価されない可能性が高いです。
- 焼き回しのようなコンテンツ
- 事実と異なる情報を含むコンテンツ
AIで生成したコンテンツが意図せず、他社のホームページのコンテンツと酷似したものができる可能性もあります。
質の低いページが多いとホームページ全体の評価も下がり、さまざまなキーワードの検索順位がなかなか上がらなくなる可能性があります。
AIを活用しながらも質を担保するためには、人の手を加えることが重要です。
専門知識がなくても実行できる!SEOの始め方
これからSEOを始めようと考えている方は、これから紹介するステップで進めると効率的に対策できます。
コンテンツSEOに比重を置いたステップとなっているため、プログラミングやサーバーの知識がない会社でも取り組みやすいはずです。
Step1:SEOを通して実現したい目的・目標を明確にする

まずはSEOの目的と、SEOを通して達成したい目標を明確にしましょう。
会社である以上、SEOに取り組む最終目的は「売上を増やす」ことだと思います。
ただ、売上を増やすことをSEOの目的にしてしまうと、粒度が大きすぎて正しくSEOの成果を検証しづらくなります。
そのため、より具体的な目的に落とし込むのがおすすめです。
- ホームページ経由の新規顧客数を増やす
- 自社商圏における認知度を高める
- 自社のブランド力を高める
この3つの目的であれば、以下のようなSEOの目標(KPI)を設定するのがおすすめです。
| ホームページ経由の新規顧客数を増やす | ・検索経由のお問合せ数 ・検索経由の流入数 |
|---|---|
| 自社商圏における認知度を高める | ・指名検索数(自社名やサービス名の検索回数) ・「地域名 × サービス名(商品名)」の検索順位 |
| 自社のブランド力を高める | ・「地域名 × サービス名(商品名)」の検索順位 ・検索結果に自社のページが表示されるキーワード数 |
このように適切な目的と目標を設定することで、SEOの成果を計測しやすくなります。
成果が計測できないと社内での稟議が通らなかったり、SEOに対してどれくらいの予算を用意するかが判断できなかったりして、継続的にSEOへ取り組めなくなります。
Step2:ペルソナを作成する

次は目標を達成するためにアプローチするペルソナを作成します。
ペルソナとは、自社のサービスや商品を利用してほしい理想の人物像のこと。
この先のステップでは、自社のターゲットがどんなキーワードで検索し、そのキーワードで検索した人が何を知りたいかを想定してコンテンツを作っていくことになります。
その際、30代男性といったざっくりしたターゲット層では、検索キーワードを想定したり、必要な情報をイメージしたりするのが難しくなります。
この後のステップで行う取り組みの精度・効率を上げるためにも、具体的な対策を始める前にペルソナを作成しておきましょう。
Step3:ペルソナが検索しそうなキーワードを洗い出す
ペルソナが検索しそうなキーワードを洗い出す際、カスタマージャーニーマップを活用するのがおすすめです。
カスタマージャーニーマップとは、お客様が自社のサービスや商品を認知してから、契約・購入するまでの行動や心理状況を時系列で整理したものです。
認知するフェーズと比較検討するフェーズでは検索するキーワードが異なってきます。
そのため、カスタマージャーニーマップを作成した上で、各フェーズで検索しそうなキーワードを洗い出していきます。

このステップを踏むことで、認知から契約・購入まで各フェーズのターゲットにアプローチするためのキーワードが網羅的に揃い、次のステップでの選定作業をスムーズに進められます。
Step4:洗い出したキーワードを選定する
洗い出したキーワードはそれなりのボリュームになっているはずです。
その全てを対策するのは効率的ではありません。
出来上がったキーワードリストを以下の観点でチェックして、重要度をつけていきましょう。
| 目標達成に貢献する可能性 | そのキーワードで上位表示できた時、目標達成にどれだけインパクトがあるか |
|---|---|
| 検索回数 | 月に何回そのキーワードが検索されているか |
| 競合の強さ | そのキーワードを狙っている競合ページが、どれくらいSEO対策しているか |
| 検索するターゲットのフェーズ | 以下4つのどのフェーズのターゲットが検索するキーワードか 認知 / 興味関心 / 比較検討 / 契約・購入 |
| 検索順位 | 自社のページが何位に表示されているか |
以下の条件に当てはまるキーワードから順番に対策していくと、比較的早い段階でSEOの成果を実感できます。
- 目標達成に貢献する可能性が高い
- 検索回数が多い
- 競合が弱い
- 「契約・購入」フェーズに近いターゲットが検索する
- 目標とする検索順位が取れていない
重要度をつける中で、以下に当てはまるものはキーワードリストから外してしまいましょう。
- 目標達成に貢献する可能性が低い
- 検索回数が少ない
Step5:既存ページの見直し

対策するキーワードの順番を決めたら、いきなり新しいページを作成するのではなく、まずは既存のページから見直しましょう。
既存ページを最適化する方が、新規ページを作成するよりも短期間で成果につながりやすいためです。
既存ページを最適化する際、まずは以下のポイントを見直して、基本的なSEO対策ができているかを確認するのがおすすめです。
- 各ページがモバイルフレンドリーになっているか
- 各ページが適切にインデックスされているか
- 各ページで対策するキーワードが明確になっているか
- タイトルタグが適切に設定されているか
- SEO観点で見出しが最適化されているか
- 内部リンクが適切に貼られているか
- 対策キーワードで上位表示するためのコンテンツが各ページにあるか
Step6:キーワードを狙うページの新規作成

既存ページの見直しを終えたら、キーワードリストのうち既存ページでカバーできていないキーワードを対象に、新規ページを作成しましょう。
Step7:作成したページの状況確認と改善
ページを作成して1ヶ月後、以下のツールでそのページの状況を確認しましょう。
どちらも無料で使えるツールなので、SEOに取り組むなら登録しておくのがおすすめです。
| ツール名 | ツールでわかる主な情報 |
|---|---|
| Google Search Console | ・対策キーワードの状況(検索順位やクリック回数など) ・自社ホームページのインデックス状況 |
| GA4 | ・ホームページ全体のアクセス数 ・ユーザーの流入経路 ・ユーザーがどのページをどれだけ見たのか |
この2つのツールで、特に確認しておきたいのは以下の項目です。
- 狙ったキーワードで対策ページが何位に表示されているのか
- 対策ページがどれくらいアクセスを集められているのか
- 対策ページの平均エンゲージメント時間(どれくらい読まれているのか)
確認した数値やデータをもとにページを改善することで、効率的に検索順位を上げられます。
新規作成したページですぐに1位を取れるのが理想ですが、1位はおろか検索結果の1ページ目に表示されるのも難しいケースも少なくありません。
そのため、改善を積み重ねていく工程はSEOではマストです。
BtoBとBtoCではSEOへの取り組み方は違う?

BtoBでもBtoCでも、SEOへの取り組み方は大きく変わりません。
ただ、当然ながらターゲットが異なるため、対策するキーワードや必要なコンテンツは異なります。
BtoCで単価が比較的低いサービスや商品であれば、検索流入からそのままお問合せ・契約・購入までいたるケースが多いです。
一方、BtoBの場合は単価が高いことに加え、契約までの意思決定に複数の担当者が関わるケースがほとんどです。
そのため、SEOと合わせてリードナーチャリングが必要になってくる点も、BtoCとの大きな違いといえます。
リードナーチャリング:獲得した見込み客に対して、継続的にアプローチしてサービスや商品を購入してもらう取り組み
SEOに取り組む中小企業がオウンドメディアを立ち上げるべき理由

中小企業がSEOに取り組む場合、ホームページとは別に自社のサービスや商品に関する知識・経験などの情報を発信していくオウンドメディアを立ち上げるのがおすすめです。
Nomad Communityでも、私たちのサービスや実績を伝えるホームページだけでなく、今ご覧いただいているSEOなどのWEBマーケティング全般の知識を解説するコラムを運用しています。
サービスや商品を紹介するページだけでは、以下2つの課題があります。
- 競争の激化によって、狙っているキーワードで上位表示できない
- 認知・興味関心フェーズの見込み客が検索するキーワードを対策しづらい
これらの課題を解決するためには、オウンドメディアを立ち上げることが有効です。
また、ホームページとオウンドメディアで役割を明確に分けることで、それぞれの担当者が何を目的にコンテンツを制作すべきかがわかりやすくなる、という運用上のメリットもあります。
まずは自社ができる範囲からSEOを始めてみよう
このコラムでは、SEOの基本中の基本に絞って、さまざまな知識や情報を解説してきました。
それでも情報量が多いと感じた方も多いのではないでしょうか。
SEOへ本格的に取り組もうとすると、実施する施策も見るべきデータも多くなります。
ただ、最初から全てを完璧にこなそうとする必要はありません。
これから始める方はコラムで紹介したステップに従い、自社ができる範囲から少しずつ取り組んでみてください。
完璧な準備を整えてから始めようとすると、いつまでも動き出せません。小さく始めて改善を重ねることが、SEOで成果を出す最も確実な道です。
「SEOに取り組みたいけど何から始めればいいかわからない」「取り組んでいるけどなかなか成果が出ない」という方は、Nomad Communityの無料集客相談をご活用ください。
これまで400社以上のホームページ・オウンドメディアの制作と運用を支援し、月間PV1400万を達成したクライアントも生み出してきた知見をもとに、貴社の状況をお伺いした上で最適なSEOの方向性をご提案いたします。
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