【WEB集客初心者向け】ペルソナとは?必要性から作り方、使い方まで解説

このコラムでは、WEB集客におけるペルソナの意味・重要性・具体的な作り方までを解説します。
ペルソナを設定することで、WEB集客における判断基準が生まれ、施策の精度が上がります。
「何からやればいいかわからない」という状態から抜け出したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ペルソナとは

自社の理想のお客様を「特定の1人」として具体化したものがペルソナです。
ターゲットと混同されることが多いのですが、その違いは以下の通り。
- ターゲット=ぼんやりした人物像
- ペルソナ=具体的な一人
ターゲットは「30代 / 女性 / 主婦」という大まかなグループを指します。
それに対してペルソナは、以下のように特定の1人を具体的に設定します。
| 名前 | 田中 さやか |
|---|---|
| 年齢 | 38歳 |
| 居住地 | 東京都八王子市 |
| 職業 | パート勤務(週3日) |
| 家族構成 | 夫・子ども1人(小学1年生) |
| 悩み | 子どもが小学校に上がり時間ができたが、何かスキルを身につけたい |
| 情報収集 | スマホでGoogle検索、Instagram |
WEB集客する上でペルソナを作るべき理由

- WEB集客について考えるたびに「何からやればいいんだろう」に戻ってしまう
- ブログやSNSで何を発信すればいいかわからない
- とりあえず役に立ちそうな情報を発信し続けているが反応がない
このような悩みの根本原因は、判断基準がないことにあります。
WEB集客を進めていく中で、「どう伝えたら興味を持ってくれるのか」「何をしたらホームページのアクセスは増えるのか」「どの媒体で発信したら良いのか」といった判断を頻繁に迫られます。
その判断基準がなければ迷うのは当然です。
WEB集客における全ての判断基準となるのが、ペルソナです。
例えば、
- ホームページで使う言葉
- ホームページにアクセスを集める方法
- SEOに取り組むべきか取り組まないべきか
- SEOで対策するキーワード
など、「WEB集客の方針を決める」といった大きな判断をする時でも、「ホームページで使う言葉を決める」といった小さな判断をする時でもペルソナが基準となります。
実際に私たちNomad Communityでも、まずはお客さまとペルソナをすり合わせてから、ホームページの方向性などを決めていきます。
ホームページで使う言葉一つひとつをとっても、ペルソナに伝わるかどうかで判断しています。
判断基準ができると施策の精度が上がる

ペルソナという判断基準ができると、あらゆる施策を「このお客様に届くかどうか」という視点で考えられるようになります。
具体的には、以下のように有効な施策を積み重ねられるので、ペルソナに近いお客さまを集客できる可能性が高くなります。
- お客様が実際に利用する媒体で情報発信ができる
- お客様の感情を動かす言葉・情報を発信できる
- お客様が「自分の悩みを解決してくれる」と感じるサービス・商品の紹介ができる
- お客様が実際に検索するキーワードを選べる
先ほど例に出したペルソナ「田中さやかさん」を例にすると、以下のような判断ができます。
| 有効な集客経路 | スマホでGoogle検索をして情報収集をしているため、SNSよりも、Google検索で見つけてもらえるようにホームページやブログでSEOに取り組む。 |
|---|---|
| ホームページのキャッチコピー | 田中さやかさんの悩みは「何かスキルを身につけたい」。 ホームページのキャッチコピーは「お気軽にお問い合わせください」より「子育てが落ち着いたら、次は自分のスキルアップを」という言葉の方が感情を動かしやすくなる。 |
ペルソナをベースにした判断もあくまで”仮説”

「田中さやかさんはGoogle検索で情報収集をしている」と設定してSEOを強化しても、実際に効果が出るかどうかはやってみなければわかりません。
だからこそPDCA(施策の実施・検証・改善を繰り返すサイクル)が重要になります。
ペルソナがあると、このPDCAの精度も上がります。
うまくいかなかったとき、「この人に届かなかった理由は何か」という視点で原因を分析できるからです。
判断基準がない状態では、施策が悪かったのか、媒体が合わなかったのか、言葉が刺さらなかったのか、原因が絞れません。
ペルソナという基準があれば原因を絞りやすいため、次の改善の方向が明確になります。
ペルソナを作る上で押さえるべきポイント

ペルソナの作り方として最もおすすめの方法は、自社の商品やサービスを既に利用されている方の中で、最も集客したいと考えるお客様を1人思い浮かべることです。
ペルソナの設定項目は、調べるとさまざまなパターンが出てきます。
趣味・休日の過ごし方・好きなブランドまで細かく設定するケースもありますが、項目を増やしすぎると現実のお客様像からかけ離れた、使えないペルソナになってしまうことがあります。
私たちNomad Communityがこれまで400社以上の支援を通じて経験してきた中で、WEB集客で成果を出すために本当に重要だと感じている項目は以下の7つです。
| 情報収集の手段 | Google検索・SNS・口コミなど、そのお客様が情報を集める方法 |
|---|---|
| 顕在ニーズ | お客様が自分で認識している、欲しいもの・解決したいこと |
| 潜在ニーズ | お客様自身は気づいていないが、本当に求めていること |
| インサイト | 行動や選択の裏にある、本音や深層心理 |
| サービス/商品の分野に対するリテラシー | その分野の知識や理解がどの程度あるか |
| サービスを利用 or 商品を購入するハードル | 購入・問合わせを躊躇させている理由 |
| 悩み | 日常的に感じている困りごと・課題 |
その他の項目は、これらを想像するために設定すると考えていただければ、判断基準として機能するペルソナが作れます。
BtoB・BtoCで大きく異なるペルソナの設定項目

ペルソナを作る際、設定する項目はBtoCとBtoBで異なります。
以下を参考に、自社のサービスや商品に合わせて取捨選択してください。
BtoB(法人・企業向けビジネス)の場合
以下は、中小企業向けに税務顧問サービスを提供する税理士事務所を想定したペルソナ例です。
| 会社名 | 株式会社山田フーズ(架空) |
|---|---|
| 業種 | 飲食業 |
| 会社規模 | 従業員5名・年商8,000万円 |
| 担当者の役職 | 代表者 |
| 担当者の年齢 | 38歳 |
| 担当者の決裁権の有無 | あり |
| 会社の課題・状況 | 売上は安定しているが、税務や確定申告の処理に毎年時間がかかっている |
| 導入実績 | 過去に税理士に依頼したことはない |
| 予算感 | 月額2〜3万円程度なら検討できる |
| 情報収集の手段 | GoogleでPC・スマホ検索 |
| 顕在ニーズ | 確定申告・税務処理を任せたい |
| 潜在ニーズ | 経営の相談ができる身近な専門家が欲しい |
| インサイト | 「税理士は大企業が使うもの」という思い込みがあり、自分には敷居が高いと感じている |
| サービス/商品の分野に対するリテラシー | 税務の知識はほぼない 税理士に何を依頼できるかもよくわかっていない |
| サービスを利用 or 商品を購入するハードル | 費用が高そう 契約したら簡単にやめられなそうという不安がある |
| 悩み | 決算期になるたびに税務処理に追われ、本業に集中できない |
BtoC(個人のお客様向けビジネス)の場合
以下は、スキルアップ講座を提供するスクールを想定したペルソナ例です。
| 名前 | 田中 さやか(架空) |
|---|---|
| 年齢 | 38歳 |
| 性別 | 女性 |
| 居住地 | 東京都八王子市 |
| 職業 | パート勤務(週3日) |
| 年収 | 200万円以下 |
| 家族構成 | 夫・子ども1人(小学1年生) |
| 趣味・興味関心 | 料理・子どもの教育 |
| 情報収集に使うデバイス | スマホ |
| 情報収集に使うSNS・メディア | Instagram・Google検索 |
| 生活スタイル | 平日は子どもの送迎・家事中心。 週3日パート勤務 |
| 価値観・大切にしていること | ・家族との時間 ・自分の成長 |
| 顕在ニーズ | 自分のスキルを身につけて、将来的に収入を増やしたい |
| 潜在ニーズ | 子育て以外の自分の居場所・やりがいが欲しい |
| インサイト | 「今さら勉強しても遅いかも」という不安を抱えている |
| サービス/商品の分野に対するリテラシー | スキルアップのための講座・サービスの種類をあまり知らない |
| サービスを利用 or 商品を購入するハードル | 費用・時間・「自分に続けられるか」という自信のなさ |
| 悩み | 子どもが小学校に上がり時間ができたが、何をすればいいかわからない |
集客するサービスや商品によって必要な項目は変わります。
重要なのは「この項目を設定することで、先ほどの7つの項目が具体的に想像できるか」という視点で取捨選択することです。
ペルソナは何人設定すればいいの?

「ペルソナは何人設定すれば良いのか」とご質問いただくことも多いです。
私たちはいつもまずは1人に絞るようにおすすめしています。
複数のペルソナを設定するということは、判断基準が複数になるということです。
「AさんにもBさんにも届けたい」という状態では、結局どちらにも届かない施策になってしまうことがあります。
最初に決めたペルソナを集客できるようになったら、次のペルソナを追加する。
この順番で進める方が、効率的に集客力を高められます。
ペルソナを設定したら次のステップへ
ペルソナとは、自社の理想のお客様を「特定の1人」として具体化したものです。
設定することで、WEB集客におけるあらゆる判断の基準が生まれ、施策の精度が上がります。
また、ペルソナという基準があることで、PDCAの改善の方向も明確になり、継続的に集客力を高められます。
ぜひこのコラムを参考に、ペルソナを作成してみていただければと思います。
ペルソナが完成したら、次のステップはカスタマージャーニーマップの作成です。
カスタマージャーニーマップとは、ペルソナがサービスや商品を知ってから購入・問い合わせに至るまでの行動・感情の流れを可視化したもの。
ペルソナをベースに作ることで、どのタイミングでどんな情報を届けるべきかが明確になります。

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